ご依頼者のご子息は、奥様と小学生のお子様お二人と4人暮らし。
以前から子供の育て方で夫婦仲がうまくいっていないことはご子息から聞いていたそうです。
1年位前、奥様が社会に出てきちんと働きたいというご希望でパートに出るようになりました。
最近、ご子息が夜に帰宅してすぐに出かけるようになり、帰りが段々と朝方になってきたそうです。
依頼者
対象者
婚姻年数:12年
子供:あり
(11歳女子・9歳男子)
ある日、ご依頼者であるお父様がご子息のご家庭の様子を知ろうと電話をしたところ、ご子息からは、もうこのまま家庭を続けるのは難しいかもしれないと言われたそう。お父様としては、孫が二人とも小学生である状況もあり離婚は思いとどまってほしい思いが強く、なんとか頑張るようにだけ伝えて電話を切られたそうです。ですが、その数日後、お嫁さんから直接お父様に電話が入り、ご子息との結婚生活は限界で今後どうなるかわからないという内容を言われたとのこと。さすがにお父様も頑張れと言うこともできず、改めてご子息に連絡をしました。そこで、ここ半年前からお嫁さんが帰宅が遅くなってきたこと、帰る時間が夜中の1時や2時になることもあるという話を聞き、お嫁さんに男性がいるのではと頭をよぎったそうです。
依頼目的 | ・妻(嫁)の浮気の事実を確認したい ・浮気の証拠をとって相手と別れさせたい ・相手の男性がどんな人物が確認したい | ||
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必要証拠 | ・特定の人物との接触があるかどうか ・もし特定の男性がいた場合、2人が特別な男女関係であるという証拠(手繋ぎ・キスなど) ・不貞行為を推測できるような強力な証拠 | ||
調査期間 | 5日間 | 調査費用 | 100万 |
調査方法 | 移動手段を確認しながらの尾行及び張り込み |
今回のケースは、①ご子息が帰宅後に家を出ていくお嫁さんが、その後夜中に帰宅するまで何をしているのか事実を確認したい②浮気をしていた場合はその証拠が欲しい③浮気をしていた場合は相手の男性がどんな人物かを確認したい この3点をご要望でした。お嫁さんは、平日は夕方のパートが終わってからご子息が帰宅するまでは自宅におり、ご子息が帰宅するのを待ってほぼ毎日出かけていきます。また、毎週土曜日は朝から夜まで出かけて自宅にいないこともわかっています。今回の調査は、お父様としてはご子息の立場を気にして、相手の男性に慰謝料を請求するかどうかは息子次第だと思っています。ただ、お嫁さんのこういった行動が今後も続くようであれば、家庭生活としては難しくなっていくのではという懸念があります。まずは、お嫁さんがどんな生活をしていてどんな人物と接触し、もしそれが男性だった場合はその男性がどんな人物でどういった生活を送っているのかを特定する調査となります。
お父様のお話では、お嫁さんはご子息と一緒にすんでいるご自宅から歩いて夜に出掛けるということ。そして、一旦出かけた場合は大体数時間は帰宅しないということをご子息から聞いています。お嫁さんが自宅を出てから帰宅するまでに誰かと会っているだろうことを想定で行動調査を予定します。①お嫁さんは夜20時を過ぎてから必ず毎日出かけていく②一旦出かけたら、帰宅は大体24:00を過ぎて1:00頃、その間何をしているのかは不明③お父様としてはお嫁さんは男性と浮気をしていると思っている これらの情報により、平日、ご子息が帰宅後に自宅を出るお嫁さんを尾行し、どこで何をしているのか、どういった時間の過ごし方をしているのかを確認する調査をするため25時間の組み立てをすることにしました。
お嫁さんは、お父様のご子息に対しては特に何も言わずに自宅を出ていきます。ご子息は、お嫁さんに対して何か詮索をしたり行動を規制するようなことは言っていないといっています。お父様は、ご子息とお嫁さんからの言葉でお嫁さんが何をしようとご子息は注意も何も言わないような関係になっていると思っています。調査は、お嫁さんが夜、ご自宅を出るところからスタートとし自宅を出たお嫁さんがどこにどのような手段で移動をし、誰かと接触をするのか、一人の単独行動なのかどうかを確認します。男性とお嫁さんが接触した場合は、二人がどこに行きどのような行動をしているのか、そして男性はどこでどのような生活をしている人物なのかを確認していきます。お嫁さんは徒歩で自宅から出ていくという話ですので、誰かと接触する場合は車やタクシーに乗ることも想定し、行動範囲などを予想しながら調査に臨みます。
お嫁さんが、平日は毎日ご子息の帰宅後は自宅から徒歩で出かけることと、土曜日は毎週朝から出かけて夜まで帰宅しないという話から、平日と土曜日のお嫁さんの行動を想定して実施をしていきます。お嫁さんが男性と接触した場合、または誰か別の人物と接触した場合も調査は続行とし、お嫁さんの行動を適宜確認していくことで調査を進めます。お嫁さんは、平日はほぼ毎日夜20時以降にでかけていくとご子息は言っています。また、お嫁さんは自転車や車に乗ることはなく、徒歩で出かけることは事実です。このことから、お嫁さんは車かタクシーに乗るか、徒歩圏内で移動できる場所で行動をしているのかを想定します。お嫁さんが帰宅するまでにどんな人物と会うのか、何をしているのか調査をして対応をしていくための準備に入ります。
19:30~
20:10~
20:30~
20:40~
20:45~
21:25~
21:35~
21:45~
0:55~
お嫁さんは、ご子息(ご主人)が帰宅してからしばらくして自宅から出てきました。歩いて最寄り駅の方面へ行くお嫁さん。少し小さめの肩掛けカバンからスマホをすぐに取り出し、慌てて誰かとやりとりをする様子が見られます。最寄りの駅に着いたお嫁さんは出入口の辺りで立ち止まり、周りをキョロキョロしながら改札口から出て来るだろう人を確認していました。それからしばらくして出入口から出てくる一人の男性が、お嫁さんに手を振りながら話しかけ二人は合流。そこから数百メートル先にあるチェーン店の飲食店に二人は入り、男性が食事をとり、お嫁さんは飲み物だけをオーダーします。店内から出てきて再び歩き出した二人は、途中コンビニに立ち寄りながら15分程歩いた先のマンションに入っていきました。ある部屋の鍵を男性が開け、男性とお嫁さんが入ってドアが閉まります。そして、お嫁さんが一人部屋から出てきたのは、部屋に入ってから約3時間経過後のことでした。
ご子息のご自宅から調査を開始し、しばらくしてご子息が帰宅する姿を確認。それからお嫁さんがご自宅から出てくるまでは、約40分かかりました。ご自宅から出てきたお嫁さんは、歩きながら少し小さめの肩掛けカバンからスマホを取り出し、誰かとやりとりをし始めました。少し小走りになったお嫁さんは、そのままスマホを操作しながら最寄りの駅の方向へと歩き続けます。最寄り駅に着いたお嫁さんは出入口で立ち止まり、周りをキョロキョロと気にするそぶりをみせつつも、改札口から出てくる人の顔を確認していました。約10分後、改札口を出て歩いてくる一人の男性が、お嫁さんに手を振りながら話しかけました。お嫁さんも笑顔で答えながら二人は歩き出します。そこから数百メートル歩いた二人はあるチェーン店の飲食店に入り、男性が牛丼を、お嫁さんは飲み物を頼んで店内で食事をとりました。食事を終えた二人はお店を出て再び歩き出します。そして、近くにあったコンビニに入り、二人が買い物袋を持ちながらお店を出てきます。再び歩き出した二人がある13階建マンションの敷地に入り、そのままエントランスからエレベーターに乗る姿を確認。6階の608号室の鍵を男性が開け、二人は室内へと入っていきました。
部屋から出て来る様子がないまま3時間程が過ぎた頃、お嫁さんが一人で608号室から出てきました。エレベーターで降りてマンションのエントランスに現れたお嫁さんは、そのまま来た道を戻るように自宅方面へと歩き出します。お嫁さんは、スマホを操作しつつ、徒歩でコンビニに立ち寄りました。そこでコーヒーを購入しコンビニの入口付近で相変わらずスマホを操作しながら飲み始めます。飲み終えたカップをコンビニのゴミ箱に捨てたお嫁さんは、再び歩き出し、ご自宅へと入っていく様子を確認、ここでお嫁さんの尾行調査は一旦中断となりました。男性のマンションで張り込んでいた別の調査員は、あれから608号室から出てくる人物がいないことを確認しており、ご依頼者と打ち合わせをし、このまま男性のマンションを張り込むこととなりました。
次の日の7:00頃、608号室から男性が一人で出てきて部屋の鍵を閉めたことを確認します。男性はエレベーターを降り、マンション敷地内に停車してあったある白いワンボックスカーに乗り込み、車は発進しました。男性が運転する車は、そのまま駅とは反対方向へと走り出し、15分程走った先にある会社の敷地内で停車、男性が車から出てきて施設の建物の中へと入るのを確認しました。この時点でご依頼者に状況を再びお伝えし、この日は一旦調査を打ち切ることで合意。後日改めて男性の行動を確認することで調整しました。
別の日に男性を張り込みしたところ、正午前に男性の部屋を訪れる一人の女性と小学生位の男の子を確認できました。その女性は、男の子を送り届けてからすぐに車で出ていき、近くのスーパーで買い物をしている姿が確認できました。ご依頼者からのご要望から、これまでのすべての調査内容と写真を報告書に載せ、至急お渡しすることになりました。ご子息からは、お嫁さんとは相変わらずうまくいっておらず、このままの状況で生活を続けることはどうしても難しいと聞いているとのこと。お父様は、今回の調査報告書を受け取り次第、すぐにでもご子息と話し合いをするつもりでいるそうです。その後のことについては、弁護士事務所のご紹介も可能であることをお伝えし、まずはご子息ときちんと話し合うこととなりました。
報告書をご依頼者に郵送手配をし、それからしばらくしてすぐに連絡が入りました。ご子息に、今回お嫁さんの調査をしたこと、そして調査報告書を見せ、現在のお嫁さんの状況を話されたそうです。ご子息はお嫁さんにこのことを問い詰めたところ、浮気相手の男性はお嫁さんのパート先で知り合った同僚であり、現在奥様と別居中であることを白状したとのことでした。ご子息としては、今後お子様二人をどうするかが一番の悩みだということで、今回のことを機にお嫁さんとご子息とで離婚に向けて話し合いをすることになっているそうです。弁護士を通して話をしていきたいとのご子息のご要望により、弊社から弁護士事務所を紹介し、すぐにでも連絡して依頼しますとのことで調査は完了となりました。
お悩みや心に迷いがあった場合、まずはご連絡ください。私共で手助けできることがあるかもしれません。
担当調査員のコメント
自宅の近くに住む浮気相手、相手の勤務先と家族構成が判明
調査対象者が歩いてご自宅を出たとき、このまま浮気相手と接触するだろうと想定できました。最寄り駅で接触した男性のマンションが判明し、同じ日に号室も判明できたことはよかったです。男性の勤務先や自家用車を特定できた後に、男性の別居中の妻と子供も確認できたことで、今回の調査は情報がかなり収集することができました。浮気相手の生活背景がこれだけ把握できると、ご依頼者側の将来の方向性をしっかりと考えるチャンスにも繋がります。良い調査結果だったと思っています。